「がんばって Japan!」プロジェクト

被災地への募金を促すメッセージを添えて、Youtubeに楽曲のビデオをアップロードしたのが The Power in You の始まりだった。この時点ではまだ、作詞者、作曲者共に、この一曲に何ができるかを完全には予期していなかった。

やがて世界中の多くの人々から被災地支援のメッセージが届くようになる。カナダのトロントでは、あるハイスクールの音楽教師が、The Power in You, 復興支援ソング, 募金, 小泉朋子この曲を合唱曲となるようにハーモニーを作った。

そしてカナダ人の小中高生たちが日本語であるこの曲を練習しはじめた。

 そこから、トロント中の学校でこの曲を練習する生徒が増えるという現象につながった。

これらの学校を統括するトロント教育委員会は、The Power in You, 復興支援ソング, 募金, 小泉朋子がんばってJapan!」と名付けた復興支援プロジェクトを発足させた。教育委員会の協力を得て、作詞者、作曲者はレコーディング機材を複数の学校へ持ち運び、実際の子供たちのハーモニーを録音してトロント中を走り回った。

こうして「がんばってJapan!」プロジェクトとしてのThe Power in Youが出来上がる。

プロジェクトのビデオがYouTubeにアップロードされると、日本のNHKテレビでも紹介され、その放送を見た日本の人々から多数の問い合わせが届くようになる。復興支援イベントのテーマソングとして流されたり、多くの合唱団がこの曲の譜面を求め演奏した。

福島のある小学校の生徒たちから、この曲の演奏の様子をおさめたDVDがカナダまで届くという出来事もあった。
DVDには、小学校の担当教員が書いたお礼の手紙が添えられていた。
顔も知らない、会った事もない、遠く離れた場所にいる大勢の人たちを、「復興を支援したい」という共通の気持ちでつなげた「The Power in You」。
カナダにいる自分に何ができるのだろう?という作詞者の思いがきっかけで生まれた楽曲は、海を越えて確かに被災地へと届いた。

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NHK「おはよう日本」でも一部が放送された、トロントの子供たちからのメッセージを含めた The Power in You ビデオ。

 

 

カナダ・トロント教育委員会主催の文化イベント(参加生徒数:約3000人)にて、日本領事館の方にもお越し頂きお言葉を頂いた後に「The Power in You」を演奏。カナダ人の生徒達(だいたい日本の小学生から高校生にあたる年齢層)が一緒に、日本語でハーモニーを歌ってくれました。

 

 

 

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